ありきたりのTシャツに飽き飽きしており、もっと自分らしさを表現したいという方におすすめなのが、刺繍で作るオリジナルTシャツです。刺繍で好きなデザインを施せば、世界に一つだけのオリジナルTシャツが完成します。手書きのイラストや好きな言葉、思い出のモチーフなど、あなたの個性を存分に表現できるでしょう。本記事ではオリジナル刺繍入りTシャツの作り方を初心者でも分かりやすく解説します。
刺繍入りのオリジナルTシャツのメリット
刺繍入りオリジナルTシャツは、既製品にはない特別な魅力がたくさんあります。ここでは、刺繍のメリットをご紹介します。
世界に一つだけのオリジナルデザイン
刺繍糸の色や太さ、ステッチの種類など、さまざまな要素を組み合わせることで、自分だけのオリジナルデザインを作ることができます。手書きのイラストや好きな言葉、思い出のモチーフなど、あなたの個性を存分に表現できます。
高級感と存在感
刺繍はプリントとは異なり、立体感があり高級感があります。シンプルなTシャツにワンポイント刺繍を入れるだけでも、洗練された印象になります。また、刺繍糸の色やデザインを変えることで、Tシャツの存在感を大きく変えられます。
丈夫で長持ち
刺繍はプリントよりも耐久性が高く、洗濯してもはがれにくいです。長く愛用できる愛着のあるTシャツになります。
特別感がある
自分だけのオリジナルTシャツは、特別感があるので、ギフトにもおすすめです。誕生日や記念日、お祝いなどのプレゼントに、世界に一つだけのオリジナルTシャツを贈ってみてはいかがでしょうか。
また、企業の販促品や限定品としての販売にもおすすめです。
楽しみながら作れる
刺繍は手芸の中でも比較的簡単に始められるものです。好きなデザインを刺繍しながら、自分だけのオリジナルTシャツを作る楽しみを味わえます。
刺繍入りオリジナルTシャツのデメリット
メリットの多い刺繍ですが、知っておきたいデメリットもあります。ここでは、主なデメリットをご紹介します。
コストがかかる
刺繍はプリントよりも手間がかかるため、コストが高くなる傾向にあります。特に、デザインが複雑であったり、刺繍糸の色数が多かったりする場合は、費用が大幅に上がります。
製作に時間がかかる
刺繍はプリントよりも製作時間がかかることが多いです。デザインの複雑さや、注文量によって異なりますが、数日〜数週間かかる場合があります。
生地によっては刺繍が難しい
薄手の生地や伸縮性のある生地は、刺繍が難しい場合があります。刺繍によって生地が破れたり、伸びたりする可能性も考えられます。そのため、生地に合わせて刺繍方法や生地をしっかり選定する必要があるでしょう。
糸がほつれたり、破れたりする可能性がある
刺繍糸は、摩擦や引っ掛けによってほつれたり、破れたりする可能性があります。
デザインの修正が難しい
刺繍は一度縫ってしまうと、修正が難しいです。デザインに修正がある場合は、最初からやり直しになる可能性があります。
【自作】オリジナル刺繍入りTシャツの作り方
ここでは、オリジナル刺繍入りTシャツの作り方をご紹介します。
1.デザインを決める
刺繍したいデザインを具体的に決めます。手書きのイラスト、好きな言葉、思い出のモチーフなど、あなたの個性を表現できるデザインを選びましょう。企業の場合は、会社のロゴやチームのロゴなどもおすすめです。
フリーのデザインを探したい場合は、本やインターネットで探す方法があります。著作権フリーのデザインであれば、オリジナルTシャツとして刺繍しても問題ありません。
自分で思い描いたデザインがあるのであれば、イラストを描く方法もあります。
2.材料を準備する
刺繍に使う主な材料を用意しましょう。主な材料は以下の通りです。
Tシャツ:刺繍しやすい素材のものを選びましょう。綿素材がおすすめです。
刺繍糸:デザインに合わせて色や太さを選びましょう。
刺繍針:刺繍糸に合った太さのものを選びましょう。
刺繍枠:刺繍する部分を固定するために使用します。初心者の場合、12~15cm程度がおすすめです。
チャコペン:デザインを写すために使用します。刺繍用の下地シートを使う方法もあります。
布用接着芯:薄手のTシャツの場合は、刺繍の裏側に接着芯を貼ると仕上がりがきれいです。
その他: 裁縫道具、アイロンなど
3.デザインを写す
刺繍枠をつけ、チャコペンを使って、デザインをTシャツに写します。
刺繍用下地シートを使う場合は、まず下地シートに手書きまたは印刷します。そして、デザインの周り1cm程度、余白を残してカットします。刺繍したい位置に下地シートを貼り付けて準備完了です。
4.刺繍をする
刺繍枠にTシャツを張って、刺繍を始めます。刺繍の種類はさまざまですが、初心者にはサテンステッチやロング&ショートステッチがおすすめです。
5.糸を処理する
刺繍が完成したら、糸を処理します。裏側に糸が出ていないか確認し、必要があればカットします。
6.接着芯を貼る
薄手のTシャツの場合は、刺繍の裏側に布用接着芯を貼ると仕上がりがきれいです。
下地シートを貼っている場合は、取り除きましょう。下地シートの多くは水溶性のため、水で軽く洗うだけではがれます。刺繍部分を数分水につけ、流水で揉み洗いしましょう。
刺繍入りオリジナルTシャツを洗濯する際には気をつけよう
刺繍入りTシャツを洗濯する際は、以下の点に注意しましょう。
洗濯方法
洗濯表示を確認し、手洗いまたは洗濯機の弱水流コースで洗いましょう。刺繍部分が傷まないように、裏返し、ネットに入れるのがおすすめです。洗う際には、他の洗濯物と絡まないようにします。
どうしても傷ませたくない場合は、手洗いがおすすめです。
洗剤
中性洗剤を使用し、蛍光剤や漂白剤は避けましょう。
アイロン
裏側から当て布をしてアイロンをかけます。刺繍部分に直接アイロンをかけないようにしましょう。
刺繍の種類
刺繍にはさまざまな種類がありますが、代表的なものをいくつかご紹介します。
サテンステッチ
サテンステッチは、刺繍の基本的なステッチの一つです。表面が滑らかで光沢のある刺繍で、曲線や細かいデザインに向いています。サテン生地のような光沢のある仕上がりになることから、サテンステッチと呼ばれています。
ロング&ショートステッチ
長短のステッチを組み合わせることで、立体感やグラデーションを表現できる刺繍です。花びらや葉、動物の毛並みなど、さまざまな表現に適しています。
アウトラインステッチ
図案の輪郭を刺繍する手法で、シンプルなデザインに向いています。初心者でも比較的簡単にできるステッチです。
バックステッチ
細かいステッチを密に刺す刺繍です。輪郭線や文字、細かい模様など幅広く活用でき、刺繍初心者でも比較的簡単にできるステッチです。
チェーンステッチ
チェーンステッチは、鎖状の模様を刺繍するステッチです。その名の通り、鎖のように連なったステッチが特徴です。縁取りや模様、文字など幅広く活用できます。
フレンチノットステッチ
結び目を作る刺繍のステッチです。小さな玉状の刺繍が特徴で、花芯や目、星などさまざまな表現に活用できます。
ビーズ刺繍
ビーズ刺繍は、針と糸を使ってビーズを布、スエード、または革の表面に縫い付ける刺繍の一種です。ビーズ刺繍は、織物の構造の本質的な部分を形成しない装飾です。この点で、ビーズ刺繍は、ビーズ織り、ビーズのかぎ針編み、およびビーズ編み物とは異なります。
刺繍入りオリジナルTシャツは専門業者に依頼する方法もおすすめ
自分で作成するのが難しい場合は、専門業者に依頼する方法もおすすめです。依頼するには、以下の手順が必要です。
1.デザインを決める
刺繍したいデザインを具体的にイメージしましょう。手書きのデザイン画やイラストデータ、写真などを用意しておくとスムーズです。文字刺繍の場合は、フォントや文字サイズなども指定しましょう。
2.業者を選ぶ
刺繍加工に特化した業者や、プリントTシャツ制作会社など、さまざまな業者があります。業者によって、刺繍の種類や仕上がり、価格、納期などが異なるため、複数の業者を比較検討しましょう。口コミや評判なども参考に、信頼できる業者を選びましょう。
3.依頼する
業者にデザインデータや希望事項を伝え、見積もりを取ります。刺繍位置、刺繍サイズ、糸の色など、詳細を決定します。必要に応じて、Tシャツの素材や色なども指定可能です。
見積もり内容に納得したら、注文を確定しましょう。
4.入稿
デザインデータを業者に送ります。データ形式やファイルサイズなど、業者の指示に従いましょう。必要に応じて、修正や調整を行います。
5.支払い
注文確定後に、支払いを行います。銀行振込、クレジットカード決済、代金引換など、さまざまな支払い方法に対応している業者が多いです。
6.納品
入稿から納品までの期間は、業者や注文内容によって異なりますが、通常は1週間から数週間程度です。業者によっては、サンプル製作や特急納品などのオプションサービスを提供している場合もあります。
7.確認
納品されたTシャツを検品し、問題がなければ完了です。刺繍の仕上がりや、Tシャツのサイズや色などに問題がないか確認しましょう。
オリジナルプリントTシャツならツクレル
オリジナルTシャツを作成したいなら、「ツクレル」がおすすめです。ツクレルでは、オリジナルイラストの商品やロゴなどを入れたTシャツを作成できます。さらに、刺繍を含めたさまざまな加工が可能です。ここでは、ツクレルのメリットをご紹介します。
ツクレルの刺繍加工
ツクレルでは、「ワッペン刺繍加工」「デザイン刺繍」「ネーム刺繍」の3種類が可能です。
・ワッペン刺繍加工
オリジナルのロゴをワッペンとして刺繍してから、Tシャツに縫い付けます。胸や袖にワンポイントで、ロゴを刺繍したい場合にもおすすめです。
オプション追加料金(刺繍1枚あたり)
加工名 | プリントサイズ(横×縦) | 追加料金 |
刺繍ワッペン5cm | 5㎝×5㎝以内 | +500 |
刺繍ワッペン7cm | 7㎝×7㎝以内 | +900 |
刺繍ワッペン10cm | 10㎝×10㎝以内 | +1,800 |
刺繍ワッペンBOXロゴ | 4.5㎝×10㎝ | +1,100 |
ネーム番号セット(特大) | 25㎝×35㎝ | +800 |
・デザイン刺繍
オリジナルイラストや企業のロゴを刺繍する際におすすめです。高級感があり、耐久性に優れているので、販売用のオリジナルグッズにも向いています。
オプション追加料金(刺繍1枚あたり)
加工名 | プリントサイズ(横×縦) | 追加料金 |
5cm角 | 5㎝×5㎝以内 | +600 |
7cm角 | 7㎝×7㎝以内 | +900 |
10cm角 | 10㎝×10㎝ | +1,200 |
・ネーム刺繍
個人名や会社名を刺繍できる方法です。フォントを選び、名入れをデザインすることでオリジナルTシャツやユニフォームなどを作成できます。
オプション追加料金(刺繍1枚あたり)
加工名プリントサイズ(横×縦)追加料金
ネーム刺繍10㎝×2㎝+400
デザイン作成方法が選べる
ツクレルでは、デザイン作成方法を選べます。2通りあり、自分でデザインしたアイデアを入稿する方法と、プロのデザイナーにデザインしてもらう方法です。自分でデザインを入稿すれば、デザイン料はいりません。
入稿されたデザインをもとに、デザイナーがTシャツのデザインとして仕上げてくれます。そのデザインに問題がなければ、そのまま印刷にうつります。デザインの作成と修正はどちらも無料で行ってもらえるので安心です。また、ツクレルのホームページにテンプレートが用意されているので、手軽にデザインを作成できます。
熟練工場で可能にするクイック生産
ツクレルでは、IT技術を使った生産ネットワークを構築しています。これにより、適正な料金と最短期間で届けることが可能です。問い合わせやカスタマーセンター、企画デザインセンター、プリントセンターのシステムを連携させ、情報処理の簡略化や生産効率向上を実現しました。さらに、生産コストを削減することで、コストパフォーマンスに優れたサービスが提供されています。
サポートも充実
ツクレルは、サポート体制も充実しています。デザインの悩み、作成料金や納期などの悩みなど、気軽に問い合わせできます。専任スタッフがサポートしてくれるので、安心して制作できるでしょう。
刺繍を使って自分だけのオリジナルTのシャツを作ろう
刺繍で作るオリジナルTシャツは、自分らしさを表現できるだけでなく、手作りの温かみを感じられるアイテムです。ぜひこのページを参考に、あなただけのオリジナルTシャツを作ってみてください。
参考サイト
https://up-t.jp/news/1560
https://www.tsfact.com/column/theme01/tshirt_embroidery.html
https://tmix.jp/articles/embroidery-tshirt#7
https://www.yuzawaya.shop/html/page106.html
https://tukureru.jp/print/emblem
https://tukureru.jp/print/pointembroidery
https://tukureru.jp/print/nameembroidery
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